英国王室御用達?英国ロイヤルワラントの意味って?


(画像:https://www.royalwarrant.orgより)

英国ブランドの名前が紹介されるときに「英国王室御用達」とか「英国ロイヤルワラント」などと、耳にしたことはありませんか?

これはいったい何を意味するのでしょうか?

「英国ロイヤルワラント」とは、「この商品(またはサービス)は、『王室の御用達』として認められています」という証明のことを言います。

例えば「この傘はエリザベス女王が愛用されています」ということが公証明されているということです。
メーカー側は「御用達」に認定されることで、その商品に「英国ロイヤルワラント」の紋章(マーク)を印刷したり掲げたりすることができます。

ロイヤルワラントは定められた期間に定められた水準の品質を満たさないと保持できません。
そのため、ロイヤルワラントを持っているということは、一定の水準をクリアしているというステータスを得ることができるというメリットもあります。

「王室御用達の商品やサービス」と聞くと、なにやら「高級感」があったり「敷居が高そう」なイメージが湧いてきます。
でも、近所のスーパーで購入できるような商品にも「ロイヤルワラント」に認定されているものが数多くあります。
そのため、イギリス人にとってはかしこまることのない親近感がわくものらしいです。

では、商品やサービスはどのようにして英国王室の御用達に認定されるのでしょうか?
また、どのようなブランドが御用達なのでしょうか?

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英国ロイヤルワラントの意味と2つの紋章(マーク)

現在、英国王室では3名のメンバーが「英国ロイヤルワラント」を与える資格を持っています。

エリザベス2世女王
フィリップ殿下(エリザベス女王の夫、エディンバラ公)
チャールズ皇太子(ウェールズ公)

3人それぞれが個別の「王家の紋章」を持っています。

ロイヤルワラントに晴れて認定されると、認定した王室メンバ―の紋章を商品に印刷することができます。
例えばこんな感じです。

(左:ヤードリー・香水、
中央:リーペリン・ウスターソース、
右:ケロッグ・コーンフレーク)

(ペンハリガン支店の入り口)

ロイヤルワラントに認定されると、ステータスが上がると前述しましたが、売り上げにも貢献することが多いようです。
珍しい例ですが、メンバー3人すべてからろいるワラントを認定されているブランドもあります。

その場合は、3つの紋章を印刷することになります。
また、50年以上もワラントを保持している老舗ブランドも存在します。

ロイヤルワラントの認定はどのようにされる?

ロイヤルワラントに認定されるためには、どのような手順が踏まれるのでしょうか?

・イギリス王室からの申し出により認定
・ブランド側から申請して認定を受ける

大きく分けるとこの2つに分かれます。

ただし、申請する前の一定期間、王室に商品を納めたり、サービスを提供する必要があります。
当然ながら、王室で使われないようなものはダメですよね。
ブランドは何を納めているかという情報が口外してはいけないことになっています。

その後、ロイヤル・ワラント・ホルダーズ・アソシエーションに申請し、王室の審査に通ったら晴れて認定となります。
細かい話になりますが、銀行、証券、弁護士といった専門的なサービス、または新聞、雑誌といったものはロイヤルワラントの申請はできないことになっています。

そして、たとえ認定されたとしても、5年ごとに再審査が行われます。
商品やサービスの質がそぐわなければ、認定を解除されてしまうため、ブランド側も品質を維持する必要があるというわけですね。

また、王室がその商品やサービスを使わなくなることもあります。
そのときは同様に認定解除されてしまいます。

現在はおよそ800におよぶブランド(企業と個人)が認定されており、これは世界で見ると最大の規模になります。

どのような商品が英国ロイヤルワラントに認定されているのでしょうか?
2016年12月現在の一例をご紹介します。

英国王室御用達ブランド一例:車

アストンマーチン(Aston Martin Lagonda Ltd)
ジャガー(Jatuar Cars)
フォルクスワーゲン(Volkswagen Group UK Ltd)

英国王室御用達ブランド一例:スーツ、背広、コート、衣類

・バーバリー(Burberry)
・バブアー(J. Barbour and Sons)
・ダックス(DAKS)
・ターンブル&アッサー(Turnbull & Asser)
・ギーブス&ホークス(Gieves & HAWKS)
・グロスヴェナー(GROSVENOR Shirts)
・ヘンリープール(Henry Poole Co)
・オースティン・リード(Austin Reed)
・ジョン・スメドレー(John Smedley: ニット)
・ジョンストンズ(Johnstons of Glen: マフラー)
・キンロック・アンダーソン(Kinlock Anderson: シャツ、キルト)
(注意:アクアスキュータムは現在、認定を受けていません。)

英国王室御用達ブランド一例:靴、帽子、傘

・トリッカーズ(R.E. Tricker Ltd)
・ローク(Loake Bros Ltd)
・ジェームス・ロック(James Lock & Co Ltd)
・フルトン(A. Fulton Company Limited: 傘)

英国王室御用達ブランド一例: バッグ

・エッティンガー(G. Ettinger Ltd)
・ロウナーロンドン(Launer London Ltd)

英国王室御用達ブランド一例: トイレタリー

・モルトンブラウン(Molton Brown)
・グラクソスミスクライン(GlaxoSmithKline Consumer Healthcare)
・ペンハリガン(Penhaligon Ltd)
・クラランス(Clarins (UK) Ltd)
・エリザベスアーデン(Elizabeth Arden (UK) Ltd)
・ヤードリー(Yardley of London)
・ディー・アール・ハリス(D.R. Harris & Co Ltd)
・エインズワース(Ainsworth Homoeopathic Phamacy)

英国王室御用達ブランド一例: 食品

・ケロッグ(Kellogg Marketing sales co (UK) Ltd)
・キャドバリー(Cadbury UK Limited)
・フォートナム&メイソン(Fortnum & Mason Plc)
・ハインツ(H.J. Heinz Company Ltd)
・ネッスル(Nestle UK Ltd)

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